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防汚対策温水洗浄装置温水を一定時間循環させ、海生生物を死滅させる海生生物の汚れには、微生物による膜状の汚れ(スライム)と、ムラサキイガイ、フジツボに代表される貝類の付着があります。スライムは伝熱性能の低下及び圧力損失の上昇を発生させ、貝類は流路閉塞による圧力損失の上昇さらには海水の流れを止めてしまいます。菌類、稚貝は、温水循環による環境温度の上昇で死滅し、耐熱性の高いムラサキイガイも45℃で10分間、50℃では数秒間で死滅します。この効果を利用し、60℃温水をプレート式熱交換器内に一定時間保持することにより、海生生物による汚れを防止します。︱運転フロー︱復水器︱特長︱海水Easy温水タンク温水循環ポンプバケットストレーナ必要なユーティリティーは、水・圧縮空気・蒸気・電気のみで、薬注処理で必要とされる濃度管理や補充処理が不要です。Economical定期的な洗浄で、分解洗浄作業の低減に繋がり運転休止期間を削減できます。放水Ecology環境にやさしく無公害です。冷却対象︱イメージ︱運転停止後、海水を排出します。温水を60℃まで昇温し、60分間循環させて菌類、稚貝などの海生生物を死滅させます。バブリングにより付着した海生生物を浮き上がらせます。汚れた器内温水を排出します。海水を通水して運転復帰します。8