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日阪プレート式熱交換器7ストレーナ取扱説明書1.プレート式熱交換器ストレーナの構造日阪プレート式熱交換器のストレーナはオプション品となっております。 ストレーナはプレート式熱交換器のノズル内部に設置され、使用流体に含まれる大きなごみ・異物等が伝熱プレートに流入することを防ぎます。これにより、伝熱プレート内の閉塞を軽減しますので、熱交換器本体の分解・メンテナンスの頻度を軽減させることが出来ます。 ストレーナは熱交換器のE.ノズルより挿入し、閉止フランジにより取り付けされています。 ストレーナの構造は下記「構造1」または「構造2」となっております。 ステンレス製ストレーナの端部には防錆塗料を塗布しております。ただし防錆塗料の必要がない材質(チタンやスーパーステンレス等)には塗布されておりません。 ストレーナ (φ2~3パンチングメタル) E側ストッパーリング (ストレーナに溶接取付) ストレーナ (φ2~3パンチングメタル) S側ストッパーリング (Sフレーム側より取付) 構造1 2.運転、運転停止 構造2 (1)2取扱説明書9運転の項を参照の上、運転を行ってください。 (2)2取扱説明書10運転停止の項を参照の上、運転を停止してください。 [注意] ストレーナを閉塞させない ストレーナ内に大量のごみ、異物等を保持した状態で運転した場合、ストレーナの振動・破損の原因となりますので、定期的にごみ・異物を排出してください。[注意] ストレーナ材質を確認する 使用流体に防汚等を目的とした処理(電気分解、薬注など)を実施している場合、ストレーナの材質によっては、腐食する可能性がありますので、組立図に記載されているストレーナ材質をご確認ください。 [注意] 異常な振動(共振等)下で運転しない 運転中に異常な振動(共振等)または異常音がありましたら、直ちに運転を停止して、熱交換器の設置方法や 運転条件を見直してください。 3.メンテナンスストレーナを長期間ご使用していただくために、定期的なメンテナンスを推奨いたします。 [注記] メンテナンスのサイクルはお客さまのご使用条件によって変わりますが、プレート式熱交換器を新設された場合は月に1回を目安に実施してください。その結果より適切なメンテナンスサイクルを設定してください。ストレーナを逆洗(逆流洗浄)する場合、ストレーナが逆洗対応可能かご確認ください。逆洗不可の場合はE.ノズルの近傍に、逆洗注意ステッカーを掲示していますのでご確認ください。熱交換器に薬液洗浄を実施する場合は、ストレーナを取り外してから薬液洗浄を行ってください。ストレーナの防錆塗料剥離や腐食の原因となります。プレート式熱交換器本体のメンテナンスを行われる場合は、2取扱説明書をご参照ください。